ユヴェントスの弱点を補える 絶対的ではないけど必要な“帰って...の画像はこちら >>

レッチェ戦で1ゴールを奪ったイグアイン photo/Getty Images

今季はなかなか調子上がらずも

現地時間26日に行われたセリエA第28節のレッチェ戦でこそ4ゴールを奪って大勝したが、各コンペティション再開後のユヴェントスはなかなか得点を奪えない時期が続いていた。コッパ・イタリアのACミラン戦とナポリ戦ではともに無得点。

続くリーグのボローニャ戦では2ゴールのうち1つがPKによるもの。状況は苦しかった。

その原因は一体なんだったのか。伊『carciomercato』は、再開後の3試合を筋肉系トラブルで欠場したFWゴンサロ・イグアインの不在が地味に痛かったのではと主張する。

その理由はユヴェントスの枠内シュート数だ。降格圏に沈むレッチェ相手には、1試合を通して枠内シュートを12本(全体26本)浴びせた彼ら。だが、前の3試合ではほとんど枠を捉えることができていなかったのである。ユヴェントスはミラン戦で7本(全体26本)、ナポリ戦で3本(全体13本)、そしてボローニャ戦では3本(全体14本)しかそれぞれ枠内シュートを放っていない。(記事内データは『SofeScore』より)

この特徴を踏まえて、同メディアは「マウリツィオ・サッリが求めるボールポゼッションはできているが、中央でシュートを積極的に放つ選手がいない」とユヴェントスのスカッドを評価しているる。その問題を解決するかもしれないのがイグアインというわけだ。

レッチェ戦では77分に途中投入されると13分間で3本のシュートを放ち、うち2本で枠を捉えたイグアイン。クリスティアーノ・ロナウドのお膳立てもあったが、利き足ではない左足で決めたゴールには彼のシュート技術の高さが表れていたと言っていいだろう。
C・ロナウドやディバラも積極的にシュートを放つ選手だが、やはり中央にどっしりと構えて巧みなシュートを打てるイグアインは重要な存在か。

今季なかなか調子の上がらなかったイグアイン。決して“絶対的”とは呼べなかったが、ユヴェントスに足りないものを補えるのはこの男かもしれない。

●電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)最新号を無料で公開中!

電子マガジン最新号は、「欧州サムライ伝説」第2章。2010年代に入り、多くの日本人選手が欧州へ羽ばたいた時代へ。香川真司長友佑都本田圭佑岡崎慎司長谷部誠ほか……。欧州で足跡を残したサムライたちの偉業を豊富な写真とともに振り返ります!

http://www.magazinegate.com/theworld/

編集部おすすめ