ドルトムントのサンチョ photo/Getty Images
アシスト王争いは超熾烈なものに
今季のブンデスリーガで目立ったのは、極上のパスでゴールを演出するパサーたちの存在だ。
バイエルンFWロベルト・レヴァンドフスキやドルトムントFWアーリング・ハーランドのゴールに注目が集まりがちだが、それらを演出するチャンスメイカーたちの存在を忘れてはならない。
ブンデスリーガ公式が「中盤のマエストロたち」と題して今季活躍したチャンスメイカー5人を紹介しているが、彼らのアシスト数は非常に印象的だ。
まず5位には鎌田大地と長谷部誠のチームメイトであるフランクフルトMFフィリップ・コスティッチ。
二桁アシストが当たり前の存在となりつつあるが、今季もリーグ戦にて11アシストを記録。その左足の精度は世界レベルで、フランクフルト屈指のチャンスメイカーなのは間違いない。
4位は今季よりブンデスリーガに挑戦しているライプツィヒMFクリストファー・エンクンク。
パリ・サンジェルマンの下部組織で育ってきた逸材は、初のブンデスリーガにも関わらず5得点13アシストと見事な活躍を披露。FWティモ・ヴェルナーのゴール量産にも貢献した。
3位は同じく13アシストを記録したドルトムントFWトルガン・アザール。今季に限れば兄のエデン・アザールよりも輝いており、存分に才能を披露してみせた。
2位は同じドルトムントからFWジェイドン・サンチョ。今やワールドクラスのアタッカーとなったサンチョは、今季も17得点16アシストと驚異的な数字を残している。イングランドのエースと言っても大袈裟ではない。
そして1位は、指揮官交代から別人へと姿を変えたバイエルンFWトーマス・ミュラーだ。
シーズン当初はアシスト王争いには絡んでいなかったのだが、指揮官がハンジ・フリックに代わったところから覚醒。驚異的なペースで数字を伸ばして21アシストを記録してみせた。
サンチョとミュラーのアシスト王争いを筆頭に、今季のブンデスリーガはチャンスメイカーたちの活躍が目立っていた。得点王争いは毎シーズンのように話題となるが、これだけアシスト数に注目が集まったシーズンも珍しいのではないだろうか。
Bossing it
— Bundesliga English (@Bundesliga_EN) July 5, 2020
The midfield maestros of 2019/20 pic.twitter.com/bORJsAQyc4
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