スアレスと抱き合うメッシ photo/Getty Images
FWというよりMFの選手へ
右のウイングとして自在に仕掛けるフレッシュなアタッカーから始まり、ジョゼップ・グアルディオラの下でゴールを量産する偽9番として成長。そして年齢を重ねるごとにチャンスメイカーへ。
バルセロナFWリオネル・メッシは、相手からのマークが厳しくなる中で巧みに役割を変えてきた。
今がその完成形なのだろうか。スペイン『MARCA』は今のメッシのことを「ゴールスコアリングMF」と呼んでいる。
転機の1つはルイス・スアレス、ネイマールとプレイした2014-15シーズンかもしれない。
ルイス・エンリケに率いられたMSN軍団はゴールを量産し、見事に3冠を達成。メッシも多くのゴールを奪ったが、それと同時にスアレスとネイマールの得点力を引き出す役割も担っていた。チャンスメイカー色が強くなり始めた時期と言ってもいいだろう。
チームもMSNの記憶が残っているためか、ネイマール退団後も得点力のあるアタッカー獲得へお金を投資してきた。
上手くいっていないが、ウスマン・デンベレやアントワーヌ・グリーズマンらがそうだ。メッシを活かすのではなく、「活かされる」側の選手獲得に力を入れてきたのだ。
また同メディアは、シャビ・エルナンデスとアンドレス・イニエスタの退団も影響したと見ている。
2人が抜けたことで攻撃の創造性は落ちてしまい、その役割をメッシが強引に担ってきた。
それもあってか、同メディアもメッシがFWよりMFに近い選手へ変わったと分析している。大量得点を奪える超攻撃的MFこそ、メッシが辿り着いた理想の形なのだろうか。
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