フランス代表のジルー photo/Getty Images
コツコツと重ねた代表キャリア
アントワーヌ・グリーズマンやキリアン・ムバッペ、世代の近いカリム・ベンゼマらと比較すると、やや地味な存在かもしれない。
しかし、チェルシーに所属するFWオリヴィエ・ジルーはコツコツとフランス代表でキャリアを重ねてきた。
現代表監督のディディエ・デシャンからの信頼も厚く、2018ロシアワールドカップでは無得点ながらグループステージからファイナルまで全試合で起用された。
そんなジルーは7日に行われたウクライナ代表との親善試合に出場し、2得点1アシストを記録。このゲームはジルーにとってフランス代表通算100試合目であり、その記念すべきゲームをゴールで飾ってみせた。
フランス代表のようなスター揃いのチームで100試合も代表キャップを積み重ねるのは簡単なことではない。
何よりジルーが代表デビューを果たしたのは25歳の時で、どちらかといえば遅咲きの選手だ。しかも当時はベンゼマがまだ主力だった。
それでもジルーは努力を重ね、前線で体を張る大型ストライカーとしての地位を築いた。グリーズマンやムバッペに主役の座は譲っているが、ジルーの存在もフランス代表の成功には欠かせないものだった。
100試合に出場し、成績は42得点11アシスト。主役ではないかもしれないが、数字は見事なものだ。
34歳になった今もフランス代表でジルーと同じ働きができるストライカーは見当たらない。クラブでの状況にも左右されるだろうが、EURO2020出場を目指すことも不可能ではないだろう。
フランスを代表するレジェンドストライカーとして、目指すはワールドカップとEUROのダブル制覇だ。
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