PSGのヘセ photo/Getty Images
忘れられた存在に
ネイマール、キリアン・ムバッペ、マウロ・イカルディ、アンヘル・ディ・マリアら一流のアタッカーが複数枚揃うパリ・サンジェルマンにて、すっかり影の薄い存在になってしまった者がいる。
今季リーグ・アン開幕節のRCランス戦で15分間のみプレイタイムが与えられた27歳FWヘセ・ロドリゲスである。
ヘセといえばレアル・マドリードのアカデミーで育ったアタッカーで、レアルでも印象的なパフォーマンスを見せていた。ところが2016年に移籍したパリでは状況が大きく変わり、レンタル移籍を繰り返すばかりのキャリアとなってしまった。
今夏にはエディンソン・カバーニがチームを離れたため、ヘセとしてはイカルディのバックアッパー役になりたいところだった。しかしパリはエヴァートンから若きイタリア人FWモイーズ・キーンを獲得。すでにキーンはチャンピオンズリーグの登録メンバーにも入っており、ヘセは外れてしまった。
スペイン『as』はキーンの加入によってヘセのチャンスは潰れたと見ており、次の移籍市場でパリから放出されることになりそうだ。指揮官トーマス・トゥヘルのプランに入り切れていないのは明らかで、出場機会を得るためには他クラブへ向かうしかないだろう。
2016年のパリ加入から4年。ヘセは怪我もあったが、結果だけを見れば移籍は失敗だったと言える。気付けば27歳と中堅世代となったが、ここから這い上がれるか。