レアルのヴィニシウス photo/Getty Images
レアルでもブラジル代表でも仲間であり、ライバル
未来のスター候補であると同時に、強烈なライバルでもある。
現在行われている代表マッチウィークにて、ちょっとした注目を集めたのがワールドカップ南米予選を戦うブラジル代表の構成だ。
代表監督のチッチはレアル・マドリードから19歳FWロドリゴ・ゴエスは招集したのだが、20歳のFWヴィニシウス・ジュニオールの方は招集しなかった。これがちょっとした話題を呼んでいる。
最近のレアルでの戦いを見ると、調子を上げているのはヴィニシウスの方だ。
今季開幕からロドリゴはリーグ戦2試合に出場し、1アシストを決めたのみ。対してヴィニシウスはエデン・アザールの不在もあって左ウイングでの出番が増加しており、ロドリゴより100分ほど多くのプレイタイムを得ている。その中で2得点を記録しており、チームの勝利に大きく貢献しているのだ。
スペイン『MARCA』もロドリゴとヴィニシウスの関係にスポットを当てており、ヴィニシウスにとってはちょっとした挫折になったのではないかと見ている。
ヴィニシウスの短期的目標は2つ。レアルで指揮官ジネディーヌ・ジダンの信頼をきっちりと勝ち取り、ロドリゴ以上のプレイタイムを確保すること。そして11月の代表マッチウィークでは、今度こそブラジル代表に選ばれることだ。
ここからレアルはチャンピオンズリーグの戦いも始まるため、今後3週間ほどで7試合をこなすことになる。同メディアもこの3か月のアピールで11月の代表招集の行方が変わってくると見ているが、ヴィニシウスはチッチにアピールできるだろうか。
レアルでチームメイトとはいえ、ロドリゴとは同世代のライバルでもある。ロドリゴだけが選ばれる状態が続くことは納得できないだろう。