守備陣のリーダーとして後方からチームを支えたディアス photo/Getty Images
センターバックとして勝利に貢献したディアス
ジョゼップ・グアルディオラが就任して今季が5年目となっているマンチェスター・シティ。序盤は出鼻をくじかれることとなったが、順調に調子を取り戻して終盤までやってきた。
ポルトガルのベンフィカでキャリアをスタートさせ、今季の途中からマンCに加入している。リーグ戦ではここまで29試合でピッチに立っており、正GKを務めるエデルソン・モラレスに次ぐ出場数と指揮官からの信頼も厚い。
重要な一戦となったPSGとの試合では今季お決まりとなっているジョン・ストーンズとのコンビでセンターバックとして出場。普段とは違いボールを持たれる展開となったが、ボックス内では大きな壁となりパリ相手に枠内シュート0本を達成している。
また、PSGのキーマンであるネイマールには出足の早いプレスで簡単に前を向かせずに対応していた。前半42分には至近距離から放たれたクロスを頭で処理しており、気迫が感じられるシーンとなった。
この試合について地元紙Manchester Evening News』はストーンズと共にチーム最高評価である「9」点を付けており、「絶対的な戦士として守備陣のリーダーとなった。多くのシュートブロックを量産し、イカルディに仕事をさせなかった」と評している。
前述した通りキリアン・ムバッペの代わりに先発を果たしたマウロ・イカルディに仕事をさせなかったのは大きいだろう。
まだ23歳と若手枠ではありながらも、ベテランのような安定感でチームを後方から支えたディアス。29日に行われるファイナルも彼の活躍に期待したい。