カバーニ(左)は最前線で献身的に動き回ったが、後方からのサポートに恵まれず photo/Getty Images
チリ代表戦で起きた問題がまたも浮上
コパ・アメリカ2021の準々決勝が日本時間の4日に行われ、ウルグアイ代表とコロンビア代表が対戦。前後半の90分で両チームともにゴールを奪えず、試合はPK戦に突入。
ドゥバン・サパタとルイス・ムリエルを2トップに置いた[4-4-2]の布陣を敷いてきたコロンビア代表に対し、ウルグアイ代表のオスカル・タバレス監督は[4-3-1-2]という布陣をチョイス。最終ラインを低めに設定し、4バックと3ボランチで自陣ペナルティエリア手前のスペースを埋めたことで相手の2トップの俊足を封じることには成功したものの、ボールを奪った後の攻撃に厚みが無かった。
単発的な攻撃に終始してしまった原因は、ルイス・スアレスとエディンソン・カバーニの2トップや、トップ下のジョルジアン・デ・アラスカエタに対する、後方の選手によるサポートが遅かったこと。特に3ボランチの両脇で起用されたフェデリコ・バルベルデとロドリゴ・ベンタンクールは自陣ペナルティエリア手前まで戻って守備をしていたため、マイボールになってもオーバーラップが遅れがちだった。
また、ベース布陣を[4-3-1-2]に設定したことで攻撃時に人が中央に集まりすぎてしまい、これによりヴィーニャとナイタン・ナンデスの両サイドバックが孤立。コロンビア代表はサイドハーフとサイドバックの2人でサイドのレーンを封鎖していたため、ヴィーニャとナンデスがタッチライン際で数的不利になる場面が多かった。中盤横一列の[4-4-2]、[4-2-3-1]、[4-3-3]など、サイドのレーンに2人配置される布陣を採用していれば、サイドバックとサイドハーフ(ウイングFW)によるパス交換から分厚いサイドアタックを繰り出せたかもしれない。グループステージ第3節のチリ代表戦でも[4-3-1-2]の布陣で臨み、同じような問題に直面していたウルグアイ代表だが、攻撃面の課題を解決できずに本大会を終えた。

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