どのクラブがハーランドを獲得することになるのか photo/Getty Images
邪魔な存在も
今夏の移籍市場ではハリー・ケインの獲得に失敗してしまったマンチェスター・シティ。ここまでは強力なストライカー不在でも好成績を残しているが、敗戦となったクリスタル・パレス戦のような得点を奪えない試合では、やはりストライカーが欲しいと感じることもある。
今後ターゲットとなるのはトッテナムのケインかボルシア・ドルトムントのアーリング・ハーランドとなるだろう。他の候補としてはフィオレンティーナのドゥシャン・ヴラホビッチやベンフィカのダルウィン・ヌニェスらの名前が挙がっているが、前者2名が濃厚となりそうだ。
英『Manchester Evening News』によれば、シティと同じくハーランドを狙っていたレアル・マドリードが彼の獲得レースから撤退したようだ。今後この考えが大きく変わる可能性は十分にあるが、カリム・ベンゼマのいるレアルからすればハーランドは最も重要な選手ではない。ベンゼマはベテランの選手だが、怪我も少なく、レアルはキリアン・ムバッペの獲得を目指している。
一方、シティからすれば喉から手が出るほど欲しい人材のはずだ。人員不足であるセンターフォワードの選手であり、高さと決定力を兼ね備えている。今は怪我で離脱しているが、そこまで怪我の多い選手ではなく、シーズンを通して計算できる。更に21歳と若い選手であり、加入となれば当分の間ストライカーに困ることはない。
しかし、問題は代理人か。ハーランドのエージェントであるミーノ・ライオラはペップのことを「臆病な犬」と批判するなど、両者間での仲は良くないと予想できる。
クラブとしてハーランドは必要な人材ではあるものの、代理人の存在が獲得を難しくしている。