リヴァプールで得点を量産するサラー photo/Getty Images
セリエAでの経験を経て完全開花
まだフィオレンティーナやローマでプレイしていた頃、ここまでの選手に育つと予想していた人はどれだけいただろうか。
リヴァプール移籍から驚異的なペースで得点に絡んでいるのがFWモハメド・サラーだ。
27日のサウサンプトン戦では得点こそなかったが、アシストを記録。ここまでサラーはプレミアリーグ通算108得点42アシストを決めており、サウサンプトン戦にて得点とアシストを合わせた数が150の大台に達した。
サラーはこれを171試合の出場で達成したことになり、プレミアリーグの歴史ではアラン・シアラー(148試合)、ティエリ ・アンリ(163試合)に次いで3番目に少ないゲーム数で達成することになった。
サラーに次ぐ4位はセルヒオ・アグエロ(181試合)、5位はハリー・ケイン(191試合)となっており、得点関与数150点に到達したのはサラーの方が早かった。
ちなみにサラーがプレミアリーグ初得点を決めたのは、まだチェルシーに在籍していた2013-14シーズンのことだ。
その頃もスピードは抜群だったが、今ほどフィジカルバトルに優れていたわけではない。ワールドクラスのアタッカーになるとは考えていなかった人も多いだろう。
しかしサラーはフィオレンティーナ、ローマでの経験を経てリヴァプールへ移籍し、そこで大爆発することになった。
セリエA時代もリーグ戦得点数が20点に達したシーズンは1つもなかったのだが、リヴァプール移籍初年度にいきなりリーグ戦32得点を挙げてプレミアリーグ得点王に。一気にスターへの階段を駆け上がった印象で、今もその勢いは止まっていない。
小柄なスピードスターだったサラーは得点力を飛躍的に向上させ、プレミアの歴史に名を刻む名アタッカーとなった。今季も勢いは止まらないはずで、目指すはリーグ制覇と3度目のプレミア得点王だ。