リヴァプール戦で存在感を発揮したが photo/Getty Images
今季はいまだノーゴール
ウォルバーハンプトンは今季のプレミアリーグで開幕3連敗と苦しいスタートを喫するも、ここまで6勝3分6敗と立て直している。第15節にはリヴァプール相手に接戦へもつれ込むものの、後半アディショナルタイムに失点を喫して0-1と敗れた。
リヴァプール戦で存在感を放ったのがアダマ・トラオレだ。圧倒的なフィジカルとスピードを武器に右サイドを切り裂いたドリブラーに対し、リヴァプールDFは対応に遅れてしまい抑えることができず。トラオレが何度もチャンスを作って相手を苦しめた。
しかし結果的には敗れており、ウルブズはゴールを挙げることができていない。今シーズンはいまだに無得点のトラオレは、昨季もわずか2得点で終わってしまい、彼自身があまりゴールネットを揺らすことはない。ここは彼の課題であり、得点数をあげていくことで評価につながっていくだろう。
元チームメイトのディオゴ・ジョタもリヴァプールですぐさま結果を残したことで評価され、主力を掴み取った。古巣戦では決定的なシーンでまさかのミスとなってしまったものの、ここまで7ゴールとチーム2位の得点数を記録。トラオレがさらに上へと行くためにはゴール数は大きな課題だ。
地元紙『Liverpool Echo』でユルゲン・クロップ監督はトラオレに対し「彼ほど速い選手はいない。抑えることは本当に難しい」とコメントし、同選手の突破力を称賛した。これでゴール数も伴えば、チームも個人もさらにレベルアップすることだろう。
トラオレの活躍に注目したい。
編集部おすすめ