2試合連続ゴールを決める奥川 photo/Getty Images
過去には日本代表に招集されるも
今季のブンデスリーガ全体において大きなサプライズとなっているのがシュツットガルトの伊藤洋輝だろう。ジュビロ磐田から加入し、本来はBチームからスタートするはずだった男は、出場機会を得るとチームの主力として活躍している。
そんな伊藤に続くもう1人のブレイク候補が、今季ビーレフェルトでプレイする奥川雅也だ。ブンデスリーガ第17節のライプツィヒ戦にスタメン出場すると、2試合連続となるゴールを決めて、2-0の勝利に大きく貢献した。
2015年に京都サンガFCからザルツブルクへと加入し、欧州へと挑戦した奥川はオーストリアで経験を積む。2018-19シーズンにはホルシュタイン・キールでブンデス2部でもプレイしており、2021年1月にレンタル移籍で加入したビーレフェルトで13試合1得点を記録。今シーズンも完全移籍でチームに残留すると、ここまで16試合5得点1アシストの活躍でチームの主力となっている。
奥川はドリブルとスピードを持ち合わせるサイドアタッカーだ。近年ではゴール前での冷静さも身についており、DFやGKを見てゴールに流し込む得点も少なくない。ブンデス2試合連続ゴール中であり、2試合ともトップ下でスタメン出場しているなど、中央でのプレイでさらに成長を続けている。
過去には森保一監督の日本代表に招集されたものの、クラブで新型コロナウイルスのクラスターが発生したことで取り消しとなってしまった。来月以降FIFAワールドカップのアジア最終予選を戦う森保ジャパンにおいて伊藤とともに彼らが招集される可能性も十分あるだろう。彼のドイツでの活躍に今後も目が離せない。