川崎でも輝きを放つことができるか photo/Getty Images
昨季は1ゴールに終わったチャナティップ
今季3連覇を目指す川崎フロンターレは、大型補強として北海道コンサドーレ札幌からチャナティップを獲得した。欧州へと旅立った旗手怜央の穴を埋め、それ以上の活躍を見せる存在となる。
“タイのメッシ”の愛称で2017年夏に札幌へ加入。加入初年度こそ得点を決めることができなかったが、2018年には30試合8ゴールを記録してブレイクを果たすと、同年のベストイレブンに選ばれる。その後も主力として活躍し、札幌の顔となるまでに成長した。
そんな中でのJ1王者への移籍は、大きなニュースとなった。昨季は三笘や田中碧の海外移籍もあり、一時は調子を崩すも最後まで首位の座を譲らなかった川崎。今オフには旗手もセルティックへと挑戦するなど、中盤や2列目の選手に補強は必須だった。
その川崎からすれば、チャナティップは頼もしい新戦力だろう。札幌ではシャドーのポジションから得意のドリブルとスピードで攻撃のリズムを作った。川崎では[4-1-2-3]のインサイドハーフとして、中央から川崎の攻撃を組み立てる存在となるだろう。昨夏に加入したマルシーニョも残留を決めており、ウイングでの起用は考えにくい。セルティックで大きなインパクトを残す旗手以上の活躍を川崎のインサイドハーフで見せられるだろうか。