ラス・パルマスの10番を背負うヘセ photo/Getty Images
キャリアでは初のリーグ戦二桁ゴール
レアル・マドリードを離れて約8年。怪我など様々な苦難に襲われてきた男の才能はついに花開いた。
今季セグンダ・ディビシオン(スペイン2部)にて11ゴールを挙げる活躍を見せているのが、ラス・パルマス所属のFWヘセ・ロドリゲス(29)だ。
レアルのアカデミーより出てきたアタッカーも29歳と中堅世代を迎えており、スペイン2部でプレイしている現状は決して理想のキャリアとは言えないだろう。しかし、ラス・パルマスでの経験は無駄にはならないはず。
ラス・パルマスは2部で戦っているとはいえ、ヘセがリーグ戦で二桁得点を記録するのはこれが初めてだ。4月30日にはマラガを2-1で撃破したが、ここでも決勝点を奪ったのは途中出場のヘセだった。
チームの10番を背負うヘセには大きな期待がかかっており、ラス・パルマスは現在リーグ7位。スペイン2部は1位と2位が自動昇格となり、3位から6位のチームは昇格プレイオフに回ることになる。6位のジローナとは3ポイント差となっており、今はラス・パルマスが懸命に追いかけている状況だ。
パリ・サンジェルマン、ストーク・シティ、レアル・ベティス、スポルティング・リスボンなど複数クラブを渡り歩いてきたヘセだが、これまでベストフィットしたと言えるクラブはなかった。それだけにラス・パルマスでの活躍は印象的で、喜んでいるファンも多いだろう。
世界を代表するスタープレイヤーというわけにはいかないが、ヘセは自分が輝ける場所をしっかりと見つけたようだ。