シーズン終盤に調子を上げてきたエメルソン photo/Getty Images
今季はここまでリーグ戦30試合に出場
リーグ最終節で勝利をあげれば、チャンピオンズリーグ出場権獲得が決まるトッテナム。ここに来て予想外の活躍を見せているのが、右ウイングバックのエメルソン・ロイヤルだ。
エメルソンは今季バルセロナからトッテナムへとやってきた選手だが、プレミアリーグのプレイ強度の高さなどもあってか、移籍当初はなかなか本来の実力を見せることができなかった。しかし4月以降はリーグ戦8試合連続で先発出場中。1-1の引き分けに終わったリヴァプール戦では、チーム公式ツイッターが毎試合実施している投票の結果、プレイヤー・オブ・ザ・マッチに選出されている。
4月以降は高パフォーマンスを継続して披露しているエメルソンだが、ターニングポイントは3月の国際Aマッチ期間だった。英『Daily Mail』に本人が明かしたところによると、エメルソンはそれまで骨盤に痛みを抱えながらプレイしていたが、3月のブラジル代表メンバーに選ばれなかったことによって、そこでしっかりと休養をとることができたという。それ以来、骨盤の痛みもなくなり、快適にプレイできるようになったそうだ。
ポジションを争うライバルの負傷離脱が4月初旬に重なり、エメルソンは良いタイミングで試合に出場することができた。それ以来右ウイングバックのポジションを掴んだエメルソンは、リヴァプール戦やアーセナル戦といった重要な試合でも、勝ち点獲得に貢献している。
この2ヵ月で自らの評価をV字回復させているエメルソンだが、あとは最終節ノリッジ戦に勝利して、いい形でシーズンを終えたいところ。CL出場権獲得に貢献したとなれば、ファンからの印象もさらに違ってくるだろう。