ポグバはマンUと二度目の別れ photo/Getty Images
移籍先に注目が集まる
先日、マンチェスター・ユナイテッドからの退団が公式に発表されたフランス代表MFポール・ポグバ。2016年夏に当時の世界記録となる8900万ポンドの移籍金でマンUに再加入したものの、獲得したタイトルは2016-17シーズンのヨーロッパリーグとリーグ杯のみとなってしまった。
それでも前所属先のユヴェントスではセリエAの4連覇に貢献し、コッパ・イタリアとスーペルコッパをそれぞれ2回制するなど、多くのタイトルを獲得。フランス代表でも2018年ロシアW杯や2020-21シーズンのUEFAネイションズリーグを勝ち取っている。
調子に波はあるものの、これだけのタイトルを獲得しているとなればポグバの実績や能力に疑いの余地はない。29歳と脂が乗りきっている選手であり、古巣のユヴェントスやPSGといったクラブが移籍先として有力視されている。
しかし英『The Mirror』はユヴェントスとPSG以外にも3つのクラブをポグバの移籍先候補として紹介している。
まず挙がっているのがインテルだ。チェルシーのFWロメル・ルカクを獲得するのかどうか次第ではあるが、ユヴェントス時代を考慮すればセリエAはポグバが能力を発揮するのに最適なリーグであり、移籍のドアが開かれるかもしれないと報じている。
次に挙げているのが長年ポグバの移籍先として浮上していたレアル・マドリードだ。MFエドゥアルド・カマヴィンガを昨夏に獲得し、モナコのMFオーレリアン・チュアメニ獲得にも動いていることを考えると可能性は低いとしているが、フランス代表の選手が多いことから連携面の問題が少ないことをメリットとしている。
最後は5月上旬に獲得検討の報道が多く流れたマンチェスター・シティだ。すでにポグバがオファーを拒否したという噂もあったが、同メディアはまだ可能性があると見ているようだ。MFフェルナンジーニョの退団が表明されたこともあってシティは今夏に新たなMFを加える必要があり、ポグバにとっては生活環境を大きく変えずに済むメリットがあるとしている。
候補に挙がった5つのクラブはすべて来季のチャンピオンズリーグ出場が決まっている。試合数が多くなることを考えればどこを選んでもそれなりに出場機会は得られるはずで、あとはポグバが何を重視するか次第だろう。来季こそは2017年以来となるクラブタイトル獲得を成し遂げることができるのだろうか。