現役時代のシウバ氏 photo/Getty Images
今季のアーセナルは惜しくも5位でリーグ戦を終えた
1995-96シーズン以来、26年ぶりに欧州カップ戦未出場のシーズンを送ったアーセナル。ヨーロッパリーグの出場権こそ獲得したものの、2016-17シーズンが最後となっているチャンピオンズリーグの出場権は今季も逃してしまった。
こんな古巣の現状に、アーセナルのOBジウベルト・シウバ氏も苦言を呈している。シウバ氏は英『talk SPORT』に次のように語った。
「アーセナルのファンが何にイライラしているかわかりますか? 私がイライラするのは、彼らが数年に渡ってチャンピオンズリーグの出場権を逃していることです」
「ここ数年、アーセナルがチャンピオンズリーグに出場せず、タイトル争いもしていないのを見るのはとても辛い。プレミアリーグの上位争いに戻る必要があります」
2002年から2008年までの6年間をアーセナルで過ごしたシウバ氏は、2003-04シーズンにリーグ戦無敗優勝を成し遂げた“インビンシブルズ”の一員だった。現クリスタル・パレス監督のパトリック・ヴィエラ氏とコンビを組み、ティエリ・アンリ氏やデニス・ベルカンプ氏、ロベール・ピレス氏といったアタッカー陣を中盤から支えたアーセナルのレジェンドだ。
シウバ氏はチームの転換期に“勝者としてのメンタリティ“が失われたとも主張している。彼の恩師であるアーセン・ヴェンゲル元監督はアーセナルを22年指揮し、その間多くのタイトルを獲得した。彼の退任以降、アーセナルの低迷が続いているのは誰の目から見ても明らかだ。
今夏のアーセナルはマンチェスター・シティからブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスを獲得することが噂されており、シウバ氏も「もし彼がアーセナルに行くのなら、彼にとってもアーセナルにとっても良い移籍になると信じている」と好反応を示している。現在のアーセナルは2列目の選手が充実しており、最前線の選手次第では攻撃陣が爆発することも十分に考えられる。この移籍が実現した場合は、インビンシブルズ時代の栄光を取り戻すためのきっかけとしたいところだ。
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