遠藤航が起用できないとなった場合は柴崎岳が中盤のリーダーとなるか photo/Getty images
遠藤への依存度は高い
6月に予定されている4試合のテストゲームのうち2戦を終えた日本代表。次は10日のガーナ戦、14日のチリ、もしくはチュニジア戦だ。
そんなサムライブルーだが、怪我人の多さが気になる。冨安健洋は合流前から起用できないことは分かっていたが、期待されていた菅原由勢も怪我でプレイできず、守田英正も合流はしたが結局は負傷の影響でチームを離れている。
守田の離脱は特に苦しい。中盤のスタメン級の選手で遠藤航に代わってアンカーでプレイできる数少ない人材だが、離脱してしまい残りの2試合は誰がアンカーを務めるのか。遠藤に先発を任せてもいいが遠藤が怪我などの影響で使えない場合のテストもする必要があるため、代役を立てたい。
ブラジル戦はセンターバックで出場し、高い評価を得た板倉滉は候補の一人だ。パラグアイ戦では後半から中盤でプレイしており、まずまずのパフォーマンスを披露している。今季はシャルケで中盤を任されていたこともあって問題なく中盤でもチームに馴染んでおり、残りの2試合では連携面を強化したい。
もう一人の候補は柴崎岳だ。アジア最終予選では彼が中盤の底に入ることもあったが、高い評価は得られていない。だが、守田不在となれば柴崎が代役となる。
守田不在となればさらに高くなる遠藤への依存度。球際の強さ、配球力を兼ね備えた中盤戦士であり、彼のような存在はそうそういない。だが、代役を立てる必要もあるため、残りの2試合では遠藤なしのプランを立てるべきだ。