今季からサガン鳥栖でプレイするジエゴ photo/Getty images
頼れるレフティだ
今季のサガン鳥栖は[3-4-2-1]を基本としており、走力を生かしたダイナミックなスタイルで勝ち点を積み重ねている。とくに輝きを放っているのは3バックの3人で、左からジエゴ、田代雅也、ファン・ソッコが並ぶ。
新加入DFジエゴの活躍は頼もしい。当時J2だった松本山雅で日本デビューし、その後水戸ホーリーホック、徳島ヴォルティスを経てこの鳥栖にやってきた。
16日の横浜F・マリノス戦では左サイドバックでの先発となった。徳島時代には4バックの左を経験しており、このゲームのジエゴが本来の姿だといえる。
ジエゴは武器が多い選手で、攻撃面では推進力のあるドリブルと高速クロスから好機を演出する。24分宮代大聖の同点ゴールはジエゴのクロスから生まれており、さっそくSBという積極的にオーバーラップできるポジションの強みを生かして得点に関与している。
今後もF・マリノス戦での[4-4-2]が基本システムとなればジエゴの攻撃性能の高さはさらに生かされることになるだろう。次節は累積で出場停止となるが、24節ジュビロ磐田戦から再びジエゴの左SBが見られるか。
3バックの左、左SB、左WBと左サイドであればどのポジションでもプレイ可能なジエゴ。左サイドのスペシャリストであり、後半戦は彼がキーマンとなりそうだ。