ディバラも去ってしまった photo/Getty Images
ポグバ、ディ・マリアも担当するか
今夏にFWパウロ・ディバラを手放したユヴェントスには、1つ気になるテーマがある。セットプレイのキッカーを誰に任せていくかだ。
2010年代から振り返るなら、アンドレア・ピルロ、ミラレム・ピャニッチの2人はキックのスペシャリストであり、左のディバラも精度の高いフリーキックを備えていた。クリスティアーノ・ロナウドがいた頃は問答無用でロナウドがフリーキックを担当といった空気感だったが、今はそのロナウドもいない。
現代サッカーにおいてセットプレイは貴重な得点源であり、ここには優秀なキッカーを置きたい。フリーキックなら戻ってきたポール・ポグバ、左のアンヘル・ディ・マリアも候補にはなるか。あまりフリーキックからゴールを連発するイメージはないが、他にスペシャリストと呼べる選手も見当たらない。
コーナーキックはディ・マリア、右ならファン・クアドラードが候補になる。ここはスムーズに決まりそうか。
最後にPKはどうするか。ポグバも独特なリズムではあるが、マンチェスター・ユナイテッドではキッカーを担当したことがある。イタリア代表でPKを担当することがあるDFレオナルド・ボヌッチも信頼できるキッカーだ。変な小細工はせず、シンプルな流れからゴールへ蹴り込んでくる。PKは経験値も重要だ。
FWとして自信をつけさせるなら、ドゥシャン・ヴラホビッチも候補だ。やはりFWは得点を決めればモチベーションが上がるはずで、ヴラホビッチに任せるのも悪くない。
ロナウド、ディバラと立て続けにキッカーが抜けることになり、今夏のユヴェントスは新シーズンへここも決めていかなければならない。特にフリーキックはピルロとピャニッチが抜けてから精度が落ちているところもあり、何とかチャンスに繋げていきたい。