出場機会を求めジェイムズ・マカティは移籍を決断したようだ photo/Getty images
勝負の年となる
マンチェスター・シティのMFジェイムズ・マカティ(19)がローン移籍を決断したようだ。移籍市場に精通しているファブリシオ・ロマーノ氏はイングランドの実質2部であるチャンピオンシップのシェフィールド・ユナイテッドにシーズンローンすることが決まったと伝えている。
シティの下部組織で育ち、すでにトップチームデビューを飾っている19歳のマカティ。トップチームに定着しているフィル・フォーデンに続く存在として期待されており、NEXTフォーデンと呼ばれている。イングランド代表のアンダー世代では常連で、上手く成長できればフル代表入りの可能性もあるだろう。
英『The Athletic』によるとブライトンやサウサンプトン、レスター・シティ、リーズ・ユナイテッド、ボーンマスのプレミアリーグのクラブがマカティの獲得に興味を示したようだが、シティはこれを拒否したという。
マカティは来季の23-24シーズンはシティに戻ってトップチームでプレイしたいと考えており、今季の22-23シーズンはプレイタイムの確保を望んでいるという。プレミアリーグのクラブでも出場機会は得られるかもしれないが、2部のシェフィールド・ユナイテッであればそれはより確実だといえる。
シェフィールド・ユナイテッドは昨季ウルブズからMFモーガン・ギブス・ホワイトをマカティのようにローンで獲得しており、リーグ戦37試合でピッチに送り出し、12ゴール10アシストを記録した実績がある。そういった背景もシェフィールド・ユナイテッドを選んだようだ。
マカティは攻撃的なインサイドハーフの選手であり、昨季のプレミアリーグ2では23試合で18ゴール2アシストを記録している。U-23の舞台では敵なしであり、さらなる成長を目指す時期に来ている。
シティのトップチームの選手層は厚いが、今後数年でインサイドハーフは世代交代を迎える。現状はケビン・デ・ブライネ、イルカイ・ギュンドアン、ベルナルド・シウバの3人がいるが、デ・ブライネ、ギュンドアンは30歳を超えており、B・シウバはいつ退団してもおかしくない。
期待の若手としてたびたび名前が挙がるマカティ。先にトップチームに定着したフォーデンはすでに主軸となっており、マカティも続くことはできるのだろうか。