ボルシアMGで早くも主力となった板倉 photo/Getty Images
ブンデスリーガ1部でも通用することを証明した
今季開幕からの約500分間でサポーターの信頼を掴むには十分だったのだろう。今夏にボルシアMGへ加入した日本代表DF板倉滉はの評価は極めて高い。
板倉は開幕からセンターバックを任され、いきなり4試合にフル出場。第5節のマインツ戦では53分に退場処分を受け、その後に左ひざの内側靭帯を負傷して離脱するアクシデントが起きたが、ドイツメディアは板倉の能力を500分だけできっちりと見抜いている。
独『Sport Bild』は今夏ヒットした新星と題した企画の中で板倉のこともリストアップ。リーグ戦最初の4試合でのパフォーマンスを完璧と絶賛する。日本代表でも以前よりスタメンを任せるべきとの意見が出ることもあったが、ボルシアMG移籍後の500分間で日本代表における序列も上がってきた印象がある。昨季のシャルケでも高評価だったが、それをさらにアップさせる移籍となった。復帰後はすぐに戦力となるだろう。
ブンデスリーガでは2部の経験しかなかっただけに疑問の眼差しを向けていた者もいるだろうが、板倉は足下の技術に加えて1部の舞台でもセンターバックとして戦えることを早々に証明してみせた。デュエル部分もきっちり対応し、隙が無い。大当たりとの評価も妥当だろう。
他に同メディアはスイスのヤングボーイズからウニオン・ベルリンへ加わったアメリカ代表FWジョルダン・シエバチュ、フランスのナントからフリーで加わったフランクフルトFWランダル・コロ・ムアニ、フェネルバフチェからレンタルでアウグスブルクに加入したFWメルギム・ベリシャ、CSKAモスクワからレンタルでヘルタ・ベルリンに加わったFWチデラ・エジュケの名前を挙げている。
ここに板倉が入っているのは見事で、先輩の長谷部誠に続いてブンデスリーガを代表するセンターバックの1人となれるかもしれない。