マンCで得点を量産するハーランド photo/Getty Images
ロナウドが達成した700ゴールの領域
今季はペースが落ちているが、マンチェスター・ユナイテッドでプレイするFWクリスティアーノ・ロナウドはクラブで通算700ゴールを決めてきた。
先日のエヴァートン戦で通算700ゴール目を決めたわけだが、気になるのはマンチェスター・シティで得点を量産するFWアーリング・ハーランドだ。
現在の若手でロナウドの数字を超える者がいるとするならば、ハーランドかキリアン・ムバッペくらいだろう。両者とも能力は申し分ないが、ポイントになるのは継続性だ。ロナウド、ライバルのリオネル・メッシの凄いところは、大きな怪我をすることもなく15年近く世界のトップを走り続けてきたところにある。
ロナウドはスポルティングCPで31戦5ゴール、マンUで通算340戦144ゴール、レアル・マドリードで438戦450ゴール、ユヴェントスで134戦101ゴールを決めてきた。
今季は特にハーランドの方が話題となっているが、ハーランドはこれまでドルトムント、ザルツブルク、モルデFK、現在のマンCで計155のゴールを決めてきた。ロナウドの700ゴールまで残り545ゴールだ。仮にシーズンに30ゴール決めたとしても、それを18シーズンは継続しなければならない。シーズン40ゴールなら14シーズンあれば超えられる。
現在ハーランドは22歳のため、いずれにしても30代後半に入るまでハイペースで得点を継続しなければならない。これは想像以上に難しいものだ。
改めて見るとロナウドの700ゴールは異常だが、ハーランドがロナウドの数字に届くことはあるのか。もちろんロナウドはまだ得点数を上乗せすることはでき、そう簡単に差は縮まらないだろう。