守備で奔走もゴールならず ラッシュフォードが”決定力不足露呈...の画像はこちら >>

トッテナム戦では守備で存在感放ったマーカス・ラッシュフォード photo/Getty images

今後に向けていい人材を引き抜きたい

プレミアリーグでトッテナムを2-0で破ったマンチェスター・ユナイテッド。スタッツでもスパーズを圧倒しており、とくにシュート数が多く、総シュート数28本、枠内シュート数は10本だった。

対するスパーズは総シュート数9本、枠内シュートは2本のみに終わっている。

文字通り相手を圧倒したユナイテッドだが、米『ESPN』は決定力不足を指摘する。確かに枠内シュート10本で2ゴールは少ない。

この日センターフォワードで先発したのはマーカス・ラッシュフォードだ。クリスティアーノ・ロナウドはベンチスタートとなり、出番はなかった。

ラッシュフォードの武器はその快足であり、守備時はそのスピードを生かしてプレスをかける。新監督であるエリック・テン・ハーグは守備での強度を求めており、ロナウドよりもラッシュフォードは上回っている点はここにある。

ただ決定力不足は気になるところであり、ラッシュフォードはフルタイム出場して4本のシュートを放ったが、ゴールはゼロ。オンターゲットは3本あったが、ウーゴ・ロリスに防がれてしまった。ロリスを褒めるべきだが、今の決定力では今後ラッシュフォードと同様に走れるストライカーが来ればポジションを奪われる可能性が高い。

アントニー・マルシャルは一つの解決策だが、どうにも怪我が多い。エヴァートン戦でプレミア復帰を果たしたが、29分でピッチを離れている。


現時点で挙がっているユナイテッドの獲得候補はインテルのラウタロ・マルティネスくらいだが、現実味はない。現スカッドではラッシュフォード、マルシャルと駒は揃っており、そう焦る必要もないが、マンチェスター・シティがアーリング・ハーランドを、リヴァプールがダルウィン・ヌニェスとポテンシャル秘めたストライカーを獲得しており、赤い悪魔としては遅れを取りたくない。

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