フランクフルトで躍動する鎌田大地 photo/Getty images
現代的な強度と上手さを持ったMFだ
鎌田大地と長谷部誠擁するフランクフルトは27日にCLグループステージ第5節にてマルセイユと対戦。前半に鎌田とランダル・コロ・ムアニがゴールを決め2-1で勝ち点3を獲得した。
ボランチとして出場したこの日の鎌田は素晴らしいパフォーマンスを披露した。開始早々3分にゴールを決めると、攻守両面に貢献。フルタイム出場してチームを勝利に導いている。
今季からボランチでの出番が多くなった鎌田のスタッツで評価すべきは守備だ。マルセイユ戦では5回タックルを成功させてボールを奪っており、地上戦でのデュエルでは7勝を記録している。5本のロングボールを成功させるなど展開力もあり、ボランチとしての鎌田はシャドーでの起用時と同じようにチームに良い影響を与える。
「チームの要でありペースとテンポを作る。ゴールスコアラーで、重要なゴールを決めた。ヨーロッパのダイチが帰ってきた。フランクフルトのユニフォームを着て150試合に出場し34ゴール30アシストと数字が物語っている。
独『Frankfurter Rundschau』はマルセイユ戦でゴールを決めた鎌田をこのように評価を下している。大絶賛であり、今季の鎌田がどれほど優れたパフォーマンスを披露しているかが分かる。
ボランチという新たなポジションにも馴染み、さらにゴール数を増やしている今季の鎌田。これで全コンペティション合わせて10ゴール目であり、昨季の記録を越えた。まだ10月と22-23シーズンは始まったばかりであり、今季は全コンペティション合計で20ゴール到達の可能性もありそうだ(データは『SofaScore』より)。