後半戦のPSGは勝ち切れないゲームも目立つ photo/Getty Images
気になるW杯の疲労とモチベーション
今季前半戦のパリ・サンジェルマンは順調に進んでいたが、再開した後半戦はほろ苦いパフォーマンスが目立つ。年明けからはRCランス、レンヌに敗れ、1月末のスタッド・ランス戦も1-1で引き分けた。
また今節3-1で勝利したモンペリエ戦ではFWキリアン・ムバッペとDFセルヒオ・ラモスが負傷交代。今月14日にはチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグ・バイエルン戦が控えており、不安が残るゲームとなってしまった。
米『ESPN』が問題視するのは、FIFAワールドカップ・カタール大会による疲労と、大会終了によるモチベーションの低下だ。特に前線のメッシ、ネイマール、ムバッペで構成されるMNMに関して、同メディアは前半戦の方がきっちりと守備に走っていたと後半戦のパフォーマンスを問題視している。
MNMの守備については、1月29日に1-1でパリと引き分けたスタッド・ランスのDFユニス・アブデルハミドも「彼らに対して後方から組み立てるのはそれほど難しくない。前線の3枚が守備をしないからね」と指摘している。
ワールドカップ決勝まで戦ったメッシ、ムバッペには疲労の心配があり、バイエルン戦を前に不安材料は多い。対するバイエルンも再開後はリーグ戦で3連続ドローと調子の上がり切らないところがあるが、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦で実現したビッグカードを制するのはどちらだろうか。両チームともに少しばかりの不安を抱えながら運命の1stレグに臨む。