板倉はすっかりボルシアMGの主力に photo/Getty Images
シャルケからのステップアップは大成功
4日、ブンデスリーガ第19節でボルシアMGとシャルケが対戦する。このカードを前に注目されているのがボルシアMG所属DF板倉滉(26)だ。
シャルケは昨季まで板倉がプレイしていたチームで、昨季はブンデスリーガ2部での戦いだった。ディフェンス面では板倉、マリック・ティアウの2人が軸となり、見事に1部昇格を勝ち取った。
だが、両者は揃って昨夏に退団。板倉は同じドイツのボルシアMGへと向かい、ティアウは昨季のセリエA王者ミランへ移籍。板倉の方はすでにボルシアMGの主力となっており、シャルケとしては複雑な思いもあるかもしれない。
ボルシアMGを指揮するダニエル・ファルケは板倉について「彼が第5節に負傷するまで、我々がリーグ最高クラスのディフェンスを備えていたのは偶然ではない。これまで彼は素晴らしいパフォーマンスを見せている」と絶賛する(独『Gladbach Live』より)。
続けて同メディアは「シャルケはこの夏に日本代表の板倉が去ったことを悲しく思っているはずで、今でも涙を流しながら彼のことを考えていても不思議はない」と板倉の存在の大きさを伝えており、シャルケは現在ブンデスリーガで最下位に沈んでいるチームだ。板倉やティアウがいればと思うこともあるだろう。
シャルケでは日本代表DF吉田麻也が奮闘しているが、なかなか波に乗り切れていない。一方の板倉が所属するボルシアMGは8位とまずまずの位置につけており、板倉個人としては大成功のステップアップとなった。
前節4-1で勝利したホッフェンハイム戦でも板倉はフル出場で勝利に貢献していたが、古巣シャルケをどう迎えるのか。
ボルシアMGが来季の欧州カップ戦出場権を獲得できるかは、板倉がカギと言ってもいいだろう。
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