同点弾のウタカ photo/Getty Images
今季京都から加入した
ヴァンフォーレ甲府は富士フイルムスーパーカップで横浜F・マリノスと対戦。1-2と敗れたものの、前半から積極的に攻め続け、J1王者に対して真っ向勝負を仕掛けた。
篠田善之新監督の下、[4-2-3-1]の1トップを務めたウタカは、1点ビハインドで迎えた44分、エドゥアルド・マンシャの縦パスから、長谷川元希に当たってボールが流れると、うまく反応したのは鳥海芳樹。横のウタカにパスを出し、無人のゴールに決め切ると、1-1の同点に追いついた。
一度はオフサイドと判定されたものの、長いVAR検証の結果、ゴールは認められ、甲府の公式戦ファーストゴールは38歳の得点から生まれた。翌日には39歳を迎えるストライカーは得点機を確実に見逃さず、横浜FM相手にも得点という結果を残してチームに貢献した。
しかし前半から前で孤立する場面も少なくなかったウタカ。得点を決めたものの、ゴール前で迫力を見せるシーンは少なく、ボールを受けにサイドへ開いてクロスを供給することも見られた。ウタカへボールをつなげられるように中盤からパスを出せるプレイヤーが必要だろう。ウタカがゴールを量産できる相棒の存在も重要だ。