MNMで目指すは欧州の頂点 photo/Getty Images
CLで負ければリーグ戦にも悪影響が
14日より、いよいよチャンピオンズリーグ決勝トーナメントのスタートだ。
14日はいきなり注目カードであるパリ・サンジェルマンVSバイエルンが予定されている。
パリにとっての悲願はチャンピオンズリーグ制覇にあり、指揮官はここで結果を出さなければ評価されない。今回の1stレグ、そして3月8日に予定されている2ndレグの1カ月間でパリの指揮官クリストフ・ガルティエの評価が決まる。
国内リーグの方でも2月26日に2位マルセイユとの直接対決が控えており、マルセイユには先日の国内カップで敗れたばかり。リーグ・アンにてマルセイユとの勝ち点差は5点あるが、仮に26日の直接対決で負けた場合は状況が変わってくる。
米『ESPN』は年明け以降調子の上がらないパリの現状を問題視しており、ガルティエが組織として選手をまとめられていないと手厳しい。バイエルン戦へ向けて不安材料が多いのだ。
「ガルティエ率いるパリは前半戦にポジティブな要素もあったが、チームとしての連動はあまり見られなかった。2月と3月はパリにとって重要な月であると同時に、ムバッペ、メッシ、ネイマールの来季にも影響を与えることになるだろう。この1カ月でバイエルンと2度対戦し、リーグではアウェイでマルセイユ、ホームにリールを迎える。これら4試合で失うものは非常に大きい。リーグではまだ5ポイント差の余裕があるが、CLで負けた場合は悪い影響がリーグの戦いにも広がる可能性があり、事態が急速に変化するかもしれない」
逆にバイエルンを撃破してベスト8入りを決めれば、視界は開けてくる。
ムバッペのコンディションなど不安材料は多いが、ガルティエはこのピンチを切り抜けられるのか。パリの指揮官はチャンピオンズリーグ決勝トーナメントからが本番と言ってもいいくらいで、バイエルン戦ではチームとしての完成度が試される。