アーセナルの攻撃を牽引する3人 photo/Getty Images
前線の選手が満遍なくゴールを決められる
2列目のクオリティが欧州屈指の領域に突入している。プレミアリーグ首位を走るアーセナルは12日に行われた第27節フラム戦で3-0の勝利を飾っており、FWガブリエウ・マルティネッリとFWマルティン・ウーデゴーにそれぞれゴールが生まれた。
負傷していたFWレアンドロ・トロサールがスタメンに復帰し、センターフォワードがトロサール、左ウイングがマルティネッリ、トップ下がウーデゴー、右ウイングがFWブカヨ・サカという並びでスタートしたフラム戦のアーセナル。なかでもトロサールとマルティネッリはポジションチェンジを繰り返し、フラム守備陣を混乱させた。
そして、この試合のアーセナルはトロサールを中心に前半だけで3ゴールを奪ってみせた。21分、トロサールのCKにDFガブリエウ・マガリャンイスが頭で合わせると、26分にはトロサールのクロスからマルティネッリがヘディングでゴール。前半アディショナルタイムにはトロサールからのクロスをエリア内で受けたウーデゴーが、冷静に相手をかわしてシュートを突き刺している。
この結果、マルティネッリの今季のリーグ戦ゴール数は12に伸び、ウーデゴーも10ゴールの大台に到達した。データサイト『Opta』によると、今季リーグ戦10ゴール以上を決めている選手が3人いるチームは、ヨーロッパのトップ10リーグにおいてアーセナルとパリ・サンジェルマンだけとなっている。アーセナルはマルティネッリとウーデゴーの他、サカが10ゴールを記録しており、PSGはFWキリアン・ムバッペ(19ゴール)、FWネイマール(13ゴール)、FWリオネル・メッシ(13ゴール)の3人となっている。
サカは昨季もリーグ戦11ゴールを決めていたが、マルティネッリは6ゴール、ウーデゴーは7ゴールに終わっていた。チームの総得点も昨季は38試合で61ゴールだったのが、今季は27試合終了時点で62ゴール。こういった数字からもアーセナルの攻撃力が昨季から大幅に向上していることが見て取れる。
今回のフラム戦では長期離脱していたFWガブリエウ・ジェズスも復帰するなど、アーセナルの前線の体制はいよいよ万全になりつつある。

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