トロサールよアルシャビンとなれ　要塞アンフィールドに驚きの記録を残した男がアーセナルにいた
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アンフィールドでのハットトリックは史上3人目の偉業 photo/Getty Images

今季すでにハットトリックを達成

プレミアリーグ第30節で、リヴァプールの本拠地アンフィールドへ乗り込む首位アーセナル。2位マンチェスター・シティとは暫定的に8ポイント離れているものの、直接対決を残しているうえにシティ後の対戦相手がチェルシー、ニューカッスル、ブライトンと続く。

アーセナルにとってはなにが何でも勝っておきたい試合だが、アンフィールドでは近年非常に分が悪い。最後にアーセナルが敵地で勝ったのは、2012年の9月にまで遡る。

しかし、今季は頼もしい男がチームにいる。冬に加入したレアンドロ・トロサールだ。トロサールはシーズン前半のブライトン在籍時に、すでにアンフィールドでの戦いを経験し、驚きの記録を残している。第9節リヴァプール対ブライトンでは、トロサールは前半4分の先制ゴールを決めると、17分にも追加点。逆転を許した後半にも同点弾を叩き込み、敵地でハットトリックを記録したのだ。しかも、アンフィールドでハットトリックを記録したのは、史上3人目であるという。非常に頼もしいデータである。

実はアーセナルには同じ記録をもつ選手がいた。元ロシア代表FWアンドレイ・アルシャビンである。冬にゼニトから加入したばかりの新顔だったアルシャビンは、2009年4月のアンフィールドでの対戦で前半に1点、後半に3点を叩き込み、ハットトリックどころか4得点を達成。
驚きの活躍で4-4のドローという激しい戦いを演出した。今のトロサールと状況が似ているのも興味深く、すでにチームに溶け込んでいるトロサールの活躍をみれば、このときのアルシャビンとまではいかずともリヴァプール戦の働きには期待が持てそうだ。

すでにトロサールは今季ハットトリックという結果を残しているわけだが、今回も活躍できるだろうか。もし再びハットトリックなどということになれば、アルシャビンをしのぐ伝説が誕生することになるが、果たして。

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