昨夏チェルシーへ移籍したクリバリ photo/Getty Images
ナポリ時代ほどの輝きはなかったか
昨夏にDFアントニオ・リュディガーを失ったチェルシーは、ナポリからセネガル代表DFカリドゥ・クリバリ(31)を獲得した。
30代に突入していたとはいえ、クリバリはナポリで高い評価を得てきたセンターバックだ。
一時は世界最高級DFと言われていたこともあり、スピード、パワーなど完成されたセンターバックと評判だった。
しかもチェルシーはクリバリを3400万ポンドの移籍金で獲得しており、この金額もバーゲン補強と歓迎された。セリエAでトップクラスの評価を得ていたセンターバックを3400万ポンドで引き抜けたとなれば、確かに理想的だ。
だが、ここまで期待されたほどのインパクトは残せていないか。チームが苦戦していることもそうだが、クリバリもナポリ時代ほどの評価は得られていない。
伊『Gazzetta dello Sport』はすでに退団の可能性があり、ユヴェントスが獲得へ興味を示していることを取り上げている。
今季開幕前の期待度はかなり高かったが、チームの成績的にも本人にとって悔しいプレミア挑戦となってしまったか。パワー、スピードなどフィジカル面はプレミアリーグでも十分に戦えるレベルにあったはずだが、ビルドアップなどフィットしない部分もあった印象だ。
1年で評価を決めるのは早すぎるところもあるが、ナポリ時代のパフォーマンスから当初の期待が大きすぎたか。
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