セルティックで大活躍の旗手 photo/Getty Images
5大リーグへ羽ばたけるか
今季のセルティックで前線の主役が古橋とするなら、中盤は旗手怜央だ。中盤以外にサイドバックもこなすなどユーティリティ性を遺憾無く発揮し、チームのリーグ制覇に貢献。
25歳の旗手には5大リーグへのステップアップも期待したいところだが、次なる課題があるとすれば得点力か。
今季はリーグ戦で5ゴール7アシストと悪くない成績を残しているが、クラブOBのマーク・ウィルソン氏はもう少し得点力をプラスできれば次のステージへ行けると更なる成長に期待をかけている。
同氏は以前より旗手のプレイを高く評価しており、かつてセルティックでプレイしたブルガリア代表MFスティリアン・ペトロフを思わせると語る。ペトロフはセルティックで中村俊輔ともプレイしており、実にクラブで200試合以上に出場。その後イングランドのアストン・ヴィラへと向かっている。
「技術的に旗手は素晴らしいフットボーラーだ。彼を見るのが大好きだよ。セルティックにいた頃のペトロフを思わせる。旗手が得点力をもう少し上げられれば、彼は次のレベルへ行ける」(英『Inside Football』より)。
ペトロフはセルティック時代にリーグ戦で二桁得点を記録したこともあり、旗手も参考にする点はあるか。最終的にペトロフと同じように5大リーグへ向かえれば理想的で、万能戦士・旗手がどう成長していくのか楽しみだ。