FA杯制覇に大きく貢献したギュンドアン photo/Getty Images
絶賛される第2の春
ジョゼップ・グアルディオラのスタイルに合っているのが最大の理由なのだろうが、MFイルカイ・ギュンドアンはマンチェスター・シティで全盛期の輝きを放っている。
ギュンドアンといえばドルトムントで香川真司ともプレイしたテクニシャンで、ドルトムント時代より評価は高かった。
ドルトムント時代もすでに完成されていた印象だったが、2016年よりプレイするシティでは更なる進化を遂げた。
最大のポイントは得点力だ。先日行われたマンチェスター・ユナイテッドとのFA杯・決勝では、電光石火の先制ゴールを含む2得点でチームの優勝に貢献。
これで今季の全コンペティションを合わせた得点数は11ゴールとなり、2020-21シーズンから3シーズン連続で二桁得点を達成したことになる。ドルトムント時代に二桁得点を記録したことはなく、ドイツ時代は得点力の高いMFとのイメージはなかったはずだ。
それがグアルディオラの下では得点力がアップしており、英『Daily Mail』は32歳にして「第2の春を迎えた」と絶賛する。若手時代からの高度なテクニックに加え、2020-21シーズンは17ゴール、昨季は10ゴール、そして今季は11ゴールと、ギュンドアンは30代で全盛期を迎えた。