アーセナルを去り、シティでのプレイを選んだナスリ photo/Getty Images
「魂を売った」とファン激怒
プレミアリーグ第8節で、王者マンチェスター・シティを1-0と破ったアーセナル。昨季辛酸を舐めさせられた相手であり、2015年から勝ち星を挙げられなかった苦手チーム。
この戦いの裏で、もうひとつのバトルが勃発していたようだ。きっかけは観戦のためエミレーツ・スタジアムを訪れたファンのSNS投稿。映っていたのはかつてアーセナル、マンチェスター・シティ両チームで活躍した元プレミアリーガーのサミル・ナスリだ。ナスリはフランスのテレビ局との仕事の関係で、かつてのホームを訪れていた。
動画には、スタジアムの廊下であるアーセナルのファンに詰め寄られるナスリの姿が。技巧派MFとして名を馳せたナスリは10-11シーズンにアーセナルの中心選手として活躍したが、翌11-12シーズンには当時勢力を拡大していたシティに移籍。一部のアーセナルファンからは、この移籍がお金目当ての裏切り行為とみなされているようで、今回の動画でもアーセナルファンがしきりに「魂を売った」などとナスリを罵倒していた。
英『Daily Mail』もこの件を取り上げており、「ナスリは明らかに動揺している様子だった」と、今回拡散された動画の件を報じている。
ナスリにとっては自身のキャリアを選んだだけの話ではあるが、サポーターにとってはそうではないのだろう。古巣のファンから恨みを抱かれるのも、フットボーラーの宿命なのかもしれない。