国内で未だ1勝と悩めるアヤックス photo/Getty Images
ユトレヒトとの打ち合いも落として17位に
まだ悪夢は終わりそうにないか。オランダの名門アヤックスの調子がいつまで待っても上がらない。
21日にはエールディヴィジ第9節でユトレヒトと対戦し、打ち合いの末3-4で敗北。65分にはFWステーフェン・ベルフワインのゴールで3-2とリードしたのだが、そこから2失点を喫して敗れてしまうところに現アヤックスの脆さが表れている。
しかも、ユトレヒトも対戦前の時点で1勝しか挙げられずに苦戦していた。同じく1勝のみの状態だったアヤックスにとっては下位ライバル対決だったのだが、これを落としてしまった。
アヤックスの成績は1勝2分4敗となり、順位は18チーム中17位だ。他チームより消化試合が2試合ほど少ないとはいえ、それは慰めにならないだろう、
この現状に元オランダ代表MFラファエル・ファン・デル・ファールト氏も戦い方を変えるべきだと主張しており、もう昔のアヤックスとは違うとの見解だ。
「もう過去のアヤックスではない。自分たちが相手チームよりも優れているわけではないと考えていく必要があるよ。現時点では、降格候補のつもりで考えておかないと。とても悲しいことだけどね」(オランダ『Voetbal International』より)。
想像したくはないが、17位は降格圏だ。長く国内の覇権を争ってきたライバルのPSVは開幕から9戦全勝で首位をキープしており、これほどの差がつくと誰が予想しただろうか。
今のところアヤックスに上位を狙う力はなく、ひとまずは降格圏回避を第一目標に戦っていかなければならない。
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