ミラン撃破に貢献したコロンボ(左)とマルディーニ(右)photo/Getty Images
不敗記録も「9」でストップ
ACミランは18日、セリエA第25節でモンツァと対戦。逆転優勝へ向けて、敵地でもしっかり勝ち点を積み上げたいところではあったが、レンタル中の若武者たちが目の前に立ちはだかった。
前半終了間際にPKとカウンターから失点し、2点を追いかける形でハーフタイムを迎えたミラン。後半に入っても嫌な流れは続き、52分にはルカ・ヨビッチが退場し、数的不利の窮地に追い込まれてしまう。
ただ、ミランもこのまま黙って負けるわけにはいかない。途中出場を果たした選手たちが意地を見せた。64分にオリヴィエ・ジルーがゴールネットを揺らし、反撃の狼煙を上げると、88分にはクリスティアン・プリシッチがカットインから豪快にシュートを叩き込み、土壇場で試合を振り出しに戻したのだ。
格下相手ではあるが、敵地での戦い、そして数的不利の状況を考えても、このまま引き分けで試合終了のホイッスルを迎えれば十分に価値のある勝ち点「1」になっただろう。しかし、そううまくはいかなかった。
同点に追いついた直後の90分、ウォーレン・ボンドにミドルシュートを決められる。アシストしたのは、今年1月にモンツァへレンタル移籍したダニエル・マルディーニだ。さらに後半アディショナルタイムには、同じくレンタル移籍中のロレンツォ・コロンボに試合を決定づけるゴールを決められる。ミランはモンツァへ武者修行中の2人の若手選手によって、2-4の敗戦を喫してしまった。
なお、とどめの一撃を決めたコロンボは試合後、『DAZN』のインタビューで「まだ信じられないよ。
今回の結果、12月から続いていた3位ミランのリーグ戦での不敗記録は「9」でストップ。首位インテルとの勝ち点差も二桁の「11」まで広がってしまった。まだ13試合も残されてはいるが、インテルの消化試合が1つ少ないことを考えると、逆転優勝に黄色信号か。