古巣レッチェに助っ人として戻ったウムティティ photo/Getty Images
全盛期は迫力あるボール奪取と足元の上手さが魅力だった
元フランス代表のサムエル・ウムティティが、セリエA第34節レッチェ対モンツァの試合前、ピッチに登場し古巣のレッチェサポーターから温かい歓迎を受けた。
彼は2012年オリンピック・リヨンでDFとして台頭すると、スペインのビッグクラブ、バルセロナやフランス代表で活躍。
2022-23シーズンにバルセロナから1年の期限付きでレッチェへローン移籍したウムティティは、25試合に出場しチームのセリエA残留に貢献。現在はリーグ・アンのリールに完全移籍を果たしたが、レッチェのサポーターは前年の恩を忘れていなかったようで、ウムティティがスタジアムに登場すると、彼の名前が連呼され、それに拍手で応えた。
ちなみに彼は、今年2月に左膝の故障で今季を棒に振っている。年齢は30歳とまだ老け込むには早いが、度重なる故障で全盛期と比べるとパフォーマンスは低下している。実際、怪我する前でも、リールではわずか6試合の出場のみで、先発出場は2試合だった。
こうしてレッチェのスタジアムに登場するということは、このクラブとの関係は良好のままであることが伺える。もしかしたらリールで信頼を勝ち取れていない彼がレッチェに復帰する可能性があるのかもしれない。果たして来季は再びセリエAの舞台に立つのだろうか、それともリールでのレギュラー争いに身を置くのか。いずれにせよ彼の怪我が完治し、完全復活した姿が見たいものだ。