N・フォレストでプレイするハドソン・オドイ photo/Getty Images
ムドリクは移籍金の価値を示せていない
ここ1、2年の超大型補強により、チェルシーの顔ぶれはガラリと変わった。退団した選手も多くいたが、中には忘れられている選手もいるかもしれない。
『Football Transferes』がスポットを当てたのは、昨夏にノッティンガム・フォレストへと完全移籍したFWカラム・ハドソン・オドイだ。
23歳を迎えているハドソン・オドイは、チェルシーのアカデミーで育ってきた選手だ。怪我に苦しんだ時期もあったが、イングランドA代表でプレイしたこともある快速ウイングとして期待は大きかった。
しかしレヴァークーゼンへのレンタル移籍を経て、昨夏にノッティンガム・フォレストへ移籍。それも500万ポンドと比較的安価な移籍金でだ。
代わりにチェルシーにはノニ・マドゥエケ、ミハイロ・ムドリクがウイングとして加入したが、ここまでのパフォーマンスには疑問も残る。
「ムドリクに支払った移籍金とハドソン・オドイの売却で得た僅かな売却益を考慮すると、チェルシーは自分たちの行動を後悔していると言っても過言ではない。ハドソン・オドイはノッティンガム・フォレストで足場を固めていて、現在では印象的なパフォーマンスを残している一方で、ムドリクは依然としてひどく不安定だ。現状では移籍金に見合う価値をほとんど示していない」
ハドソン・オドイは今季プレミアリーグで26試合に出場し、5ゴール1アシストの成績を残している。大量得点というわけではないが、ノッティンガム・フォレストは17位に沈むチームだ。
ムドリクの獲得には8900万ポンドを投じており、費用的にもムドリクのことはフォローしづらい。今のムドリクならば、ハドソン・オドイの方がインパクトを残せたか。