今季の存在感はヴェッラッティを忘れさせるほど エンリケの下、...の画像はこちら >>

抜群の存在感を見せている photo/Getty Images

今季は9ゴールをマーク

パリ・サンジェルマンに所属するポルトガル代表MFヴィティーニャ(24)は今シーズン大きく飛躍した選手の1人だ。

2022年にポルトから4000万ユーロ(当時のレートで約56億5000万円)でやってきたヴィティーニャは昨シーズン、公式戦48試合に出場し2ゴール4アシストを記録。

加入1年目から十分なインパクトを残した。

しかしルイス・エンリケが新監督に就任した今シーズンはさらなる進化を遂げている。ここまで公式戦43試合で9ゴール5アシストを記録しており、昨シーズンより得点数を大きく伸ばしている。

PSGにおいて、同選手の存在はますます重要になっているが、スペイン『as』は「PSGの現在、そして未来は、ヴィティーニャを中心に築かれている。ヴィティーニャは、過去10年間パリの伝説だったヴェッラッティを徐々に過去のものにしてきた」と、昨夏に11年過ごしたPSGを退団し、カタールのアル・アラビへの移籍を果たしたレジェンドであるMFマルコ・ヴェッラッティの名前を挙げて、絶賛している。

さらに負けてはしまったものの、CL準決勝1stレグのドルトムント戦のヴィティーニャのスタッツにも触れており、この試合で95%のパス成功率を誇り、10本中10本のロングパスを成功させ、ロングパス成功率100%を記録した同選手への賛辞を惜しまない。


CLラウンド8のバルセロナとの試合では2試合で2ゴールをマークし、大一番でも勝負強さを見せつけたヴィティーニャ。エンリケの下で確かな成長を示し、PSGの未来を担う逸材の1人へと進化を遂げた。

PSGは今シーズン、すでにリーグ・アンでは優勝を決めたが、クープ・ドゥ・フランスでは決勝進出を決めており、CLも初優勝の可能性を残す。悲願のCL制覇、3冠の偉業達成にはまずCL準決勝2ndレグでドルトムントを倒す必要がある。今シーズン、大きな飛躍を遂げたヴィティーニャはこの大一番でもチームを勝利に導けるか、注目だ。