足下の技術も高いザークツィー photo/Getty Images
マンUはどう活かすか
今夏ボローニャからマンチェスター・ユナイテッドに移籍したオランダ代表FWジョシュア・ザークツィーは、193cmとサイズのあるFWだ。ただ、高さやパワーに頼るセンターフォワードというわけではない。
英『Daily Mirror』によると、ザークツィーは自身のスタイルについて『9.5番』の選手と評している。トップ下とセンターフォワードの中間といったポジションで、ボローニャでも見せていたように偽9番の素質を備えているのだ。
「僕は時々中盤にポジションを下げる。自分のためではなく、チームをサポートするためにやるんだ。いわゆる偽ストライカーだ。9番でも10番でもない、9.5番だ。それが僕のスタイルでもある。様々なプレイがしたい。股抜きも、バックヒールも。それは僕の中にサッカー少年と同じ思いがあるからだ。子供の頃からそうした練習をしてきたから、スキルには自信がある」
気になるのは、これをマンUでどう活かすかだ。ボローニャでは昨季までチームを指揮したチアゴ・モッタがザークツィーの特長を活かしており、ザークツィーも昨季はセリエAで11ゴール4アシストの成績を残した。
マンUには最前線にFWラスムス・ホイルンドもいる。ホイルンドは恵まれた体格と高い身体能力を武器としたセンターフォワードで、またタイプの異なるFWだ。
このあたりの共存は難しいところだが、指揮官エリック・テン・ハーグにアイディアはあるか。