バルセロナのイルカイ・ギュンドアン photo/Getty Images
昨年夏に加入して即主軸に
バルセロナ所属のドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンの代理人が同選手の去就について言及し、バルセロナに残留することを明言した。ドイツ紙『Sport Bild』が伝えている。
ギュンドアンは昨年夏にマンチェスター・シティからバルセロナに2年契約で加入し、昨季は公式戦51試合に出場して5ゴール14アシストを記録。加入1年目にしてチームの主軸となって存在感を発揮した。
しかし、バルセロナは近年財政難に苦しんでいるため、適正な価格のオファーがあれば首脳陣はギュンドアンの移籍を容認する方針であるとスペインメディアは報道していた。実際、トルコのフェネルバフチェがギュンドアンの獲得に向けて動き出していると最近スペイン紙の『AS』や『Sport』が報じるなど、具体的な移籍先の名前も出始めていた。
こうした中、ギュンドアンの代理人は『Sport Bild』の取材に対して以下のようにコメントし、同選手が来季もバルセロナでプレイすると強調している。
「いくつかのクラブがイルカイに興味を示しているということは事実であり、彼と契約を交わしたいと考えていることも確かだ。しかし、彼の立場は非常に明快だ。彼はバルセロナに残ることになるだろう。今の彼はスペインでの新しい時間を楽しんでいるし、バルセロナを支えてシーズンの目標を達成することに貢献したいと望んでいる」
バルセロナの新指揮官であるハンジ・フリック監督は、ドイツ代表で指揮を執っていた際にギュンドアンを主将に任命するなど、同選手の実力を高く評価している。こうした指揮官からの信頼もギュンドアンの去就に影響を与えた可能性はあるかもしれない。
いずれにせよ、ギュンドアンは来季もバルセロナの一員として戦うことが濃厚となっているようだ。