今夏の移籍市場では順調に放出を進めたシティ photo/Getty Images
出場機会のないカンセロの売却にも成功している
一部のリーグを除いて24-25シーズンの夏の移籍市場が閉幕した。
最高額となったのはアトレティコ・マドリードが獲得したフリアン・アルバレスで、移籍金総額は9500万ユーロ、日本円にして約150億円となった。
移籍情報サイト『Transfermarkt』が集計したデータによると、今夏の市場で最も移籍金を得たクラブはチャンピオンシップのリーズ・ユナイテッドだという。以下がそのリストだ。
1位 リーズ・ユナイテッド
2位 マンチェスター・シティ
3位 ベンフィカ
4位 ヘンク
5位 パルメイラス
リーズはジョルジニオ・ルター、アーチ―・グレイ、クリセンシオ・サマーヴィル、ルイス・シニステラらを売却し、合計1億6290万ユーロ、日本円にして約257億円を手にした。一方の補強は日本代表の田中碧含めて8選手を獲得し、3200万ユーロの移籍金を費やしている。
2位はアルバレスを高額で売却したシティがランクイン。手にした金額は1億1600万ユーロで、移籍金のかかった獲得はサヴィーニョだけだったことを考えると、成功の夏といえるだろう。
トップのリーズはルターやサマーヴィルといった主力がクラブを去ったが、シティが売却した主力はアルバレスのみであり、他の選手はジョアン・カンセロを除いてほとんどがトップチームで出番を得られていない選手だった。そんな選手が高値で売却されており、市場ではシティというブランドが確立されつつあるのだろう。
特にシティから移籍した若手が結果を出しており、そのブランドの価値を高めている。チェルシーのコール・パルマーがその筆頭で、イプスウィッチに移籍したリアム・デラップとアストン・ヴィラのモーガン・ロジャーズは今季ブレイクを予感させるプレイヤーだ。