チェルシーとの開幕戦以来となるゴールを挙げたコバチッチ photo/Getty Images
フラムをホームに迎えたペップ・シティ
プレミアリーグ第7節マンチェスター・シティ対フラムの一戦が行われた。
ホームのシティはカイル・ウォーカーではなくリコ・ルイスを右SBに置いた4バック。
アウェイのフラムは、基本布陣の[4-2-3-1]を捨てて[5-4-1]を選択。シティ対策のフォーメーションで王者に挑む。
26分、そのフラムが先制に成功する。アンソニー・ロビンソンが左サイドからクロスを供給し、その流れからラウール・ヒメネスが相手を背負った状態でヒールパス。これがマヌエル・アカンジの上を通過し、アンドレアス・ペレイラが押し込んでアウェイチームがリードを得た。
シティはケビン・デ・ブライネ、ロドリの不在がアタッキングサード攻略に響いており、シュートに持ち込めない。不用意なロストもあってカウンターを受ける回数が多く、29分にはシティの天敵であるアダマ・トラオレにボックス内からのシュートを許してしまった。
それでも32分に同点ゴールをゲット。左サイドのコーナーキックからこぼれ球をマテオ・コバチッチが押し込み、試合を振り出しに戻す。
後半開始直後に再びコバチッチにゴールが生まれる。ペナルティエリア内のベルナルド・シウバから落としのパスを受けると、左足で完璧なファーストタッチを決め、右足を振り抜いた。
後半も前半と同じくシティがボールを持ち、フラムを押し込む展開に。異なる点はジャック・グリーリッシュからジェレミー・ドクへの交代で、左サイドから積極的な攻撃が見られるようになった。
同点に追い付きたいフラムは77分にティモシー・カスターニュ、リース・ネルソン、ロドリゴ・ムニスの3人を送り出し、現状の打開を目指す。シティはフォーデンがアウト、ジョン・ストーンズを投入し、リコ・ルイスが中盤に入った。
いつものように試合をコントロールできなかったシティだが、途中交代のドクがチームを救った。82分に左サイドからドリブルでカットインし、右足一閃。シュートはゴール右に突き刺さり、シティが終盤に2点のリードを得る。
このまま終わるかと思われた88分、フラムにゴールが生まれる。右サイドから攻め入り、ネルソンがクロスを供給、最後はムニスが押し込んだ。途中交代の2人がしっかり仕事をして、シティに食らいつく。
後半のアディショナルタイムは5分取られるも、スコアが動くことはなく3-2でホームのシティが勝ち点3を獲得した。
マンチェスター・シティ 3-2 フラム
【マンチェスター・シティ】
32分 マテオ・コバチッチ
47分 マテオ・コバチッチ
82分 ジェレミー・ドク
【フラム】
26分 アンドレアス・ペレイラ
88分 ロドリゴ・ムニス