インテル・マイアミでプレイするメッシ photo/Getty Images
あのメッシでも適応への努力があった
バルセロナ、パリ・サンジェルマン、アルゼンチン代表で多くの成功を収めてきたFWリオネル・メッシにとって、アメリカ・MLSのレベルはかなりイージーと言えるかもしれない。
加入したインテル・マイアミでも期待通りのプレイを見せ、今年はリーグ戦のレギュラーシーズンだけで20ゴール10アシストを記録。
ただ、決して簡単なミッションだったわけではない。昨季まで下位に沈んでいたインテル・マイアミを勝てるチームに変えるのは、メッシでも難しいものだったのだ。米『ESPN』にて、メッシもいくつか工夫が必要だったと振り返る。
「その時の状況や年齢に合わせ、プレイスタイルを変えてきた。自分を変え、少しずつリーグ(MLS)に適応したんだ。僕にとっては新しいことだ。クラブは前年に良くないシーズンを過ごしていたが、僕が到着してからはクラブにとって初のタイトルとなるリーグカップを獲得することができた。あれは僕たちにとって特別なものだったね。今ではプレイオフに進出し、MLSカップ優勝を求めている」
「僕たちはシーズン中に避けられるミスを何度も犯してきた。その多くは愚かなミスだよ。プレイオフではそうしたミスが許されない。
バルセロナやアルゼンチン代表でハイレベルなプレイを経験してきたメッシにとって、マイアミのチームメイトが時折見せるミスは信じられないものかもしれない。しかしメッシ加入の影響でマイアミの若手選手も成長しており、1年で勝てるチームとなった。メッシもこれまでとは違う環境で結果を出すべく、自分のスタイルを変えたところもあるようだ。あらゆる環境で結果を出すのはさすがで、メッシのインテル・マイアミ移籍はアメリカサッカー界にとっても大成功だった。