代表でもクラブでも躍動するディ・ロレンツォ photo/Getty Images
相手の隙をつく判断が光った
セリエA第13節、ナポリ対ローマの一戦が日本時間11月25日未明に行われた。
試合前の時点でナポリは首位。
対するローマは今シーズン低迷する中、クラウディオ・ラニエリ新監督が就任し、その初陣を迎えた。
試合は首位のナポリが強さを見せつけ、15本ものシュートを放つなど終始支配。53分にロメル・ルカクが得点を奪うと、そのまま1−0でナポリが勝利した。
MOMに選ばれたのは、決勝点を奪ったルカクではなく、豊富な運動量で攻守に活躍したジョバンニ・ディ・ロレンツォだった。ルカクの得点も、そのディ・ロレンツオの攻撃参加によって生まれた。
そのシーンでは、味方の右ウィンガーがワイドに張ったことでボックス内にスペースが生まれ、そこを見逃さず、インナーラップで進入しアシストを供給。進入する際に受けたパスは、ボールが高く浮いていたものの、ディ・ロレンツォは走りながらジャンプして胸で見事にトラップ。そのままドリブルで深く持ち込み、相手DFとGKの間の狭いスペースに素早くクロスを送った。中央にいたルカクも上手く反応し、ゴールへと流し込んだ。
この活躍により、『Football Italia』の選手評価でもディ・ロレンツォが最高評価の7.5点を記録。ルカクは7点だった。
ローマのラニエリ監督は、エースのパウロ・ディバラをベンチに長く座らせ、試合終了間際に投入するなど疑問が残る采配となった。
評価は5点と最低評価だった。
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