チェルシーで苦戦するデューズバリー・ホール photo/Getty Images
現在はカップ戦要員
チェルシーでプレイするMFキアナン・デューズバリー・ホール(26)は定位置を確保することができるだろうか。
今夏にレスターから3000万ポンド(約58億円)でチェルシーに加入したデューズバリー・ホール。
公式戦全体では11試合に出場し1ゴールを挙げているが、プレミアリーグだけ見ると4試合のみで、プレイ時間は44分のみだ。チェルシーは大所帯でポジション争いも激しいため、デューズバリー・ホールも定位置確保に苦しんでいる。そんなデューズバリー・ホールをことをエマニュエル・プティ氏はダニー・ドリンクウォーターと重ねている。
ドリンクウォーターは2017年にチェルシーに加入し、2022年の退団までの5年間在籍していたが、チェルシーでの公式戦出場は23試合のみ。バーンリーやアストン・ヴィラなどにレンタル移籍を繰り返し、チェルシーでは定位置を掴めなかった。そんなドリンクウォーターのようにデューズバリー・ホールもなる可能性があるとプティ氏は考えている。
「キアナン・デューズバリー・ホールはチェルシーにおける新しいダニー・ドリンクウォーターのようだ。彼はベンチで多くの時間を過ごし、結局レンタル移籍することになったが、デューズバリー・ホールにも同じことが起こる可能性がある。もし私がチェルシーから狙われているサッカー選手だったら、決断を下す際には非常に慎重になるだろう」
「彼らは多額の資金を投じ、多くの若い才能ある選手を獲得したため、2つや3つのチームが更衣室に存在している。クラブの役員会と監督が本当に自分を望んでいるのか確かめるためにクラブと話をする必要がある。なぜなら、キャリアにおいて大きなリスクを冒しているからだ。
ここまではカップ戦での起用がメインになっているデューズバリー・ホール。リーグ戦のスタメンがマレスカ・チェルシーのAチームだと考えられており、そこでは出場機会を掴めていない。今のチェルシーのポジション争いはプレミア屈指のレベルの高さを誇るが、デューズバリー・ホールはここから主戦力に食い込んでいけるか。