ロフタス・チークに指示を出すサッリ photo/Getty Images
今はチェルシーを離れてミランへ
指揮官によって選手の好みは変わるものだが、2018−19シーズンのチェルシーを指揮したマウリツィオ・サッリには絶対のお気に入り選手がいた。
チェルシーで才能を活かし切れていなかったMFルーベン・ロフタス・チークだ。
ロフタス・チークはチェルシーのアカデミー時代より才能を評価されてきたが、トップチームでは思うような成績を残せていなかった。しかしサッリはロフタス・チークを高く評価し、チームの主力に据えた。ロフタス・チークもその期待に応え、シーズンに10ゴール5アシストと躍動。チームはリーグ戦こそ3位だったが、ヨーロッパリーグを制覇した。このシーズンがロフタス・チークにとってチェルシーでのベストシーズンと言えるだろう。
英『The Sun』によると、サッリは自身のチームでロフタス・チークが最重要選手だったと振り返っている。
「ダビド・ルイス、リュディガー、アスピリクエタ、全員大好きだったよ。ただ、私のシーズンで重要だったのはロフタスだ。とても大事な存在だった。彼はもっと活躍できたと思う。怪我が彼にとっての大きな問題だった。長期間プレイできなくなってしまったからね。
サッリは1シーズンでチェルシーを去り、ロフタス・チークも昨夏にクラブを離れてミランへ移籍した。ミランでは昨季リーグ戦で6ゴールを記録しており、この移籍はロフタス・チークにとって正しい判断だったのかもしれない。
191cmのサイズがあり、縦への推進力もある。怪我さえなければ、ロフタス・チークはビッグクラブでも中盤を支配できるだけの実力を備えた選手だ。