パルメイラスで活躍するエステヴァン photo/Getty Images
欧州でも同じ活躍ができるか
今年全コンペティションを合わせて19ゴール12アシストと圧巻の成績を残したパルメイラスFWエステヴァン・ウィリアン(17)。すでに来夏のチェルシー入りが内定しており、今年の活躍からチェルシーサポーターも合流を待ち望んでいるに違いない。
17歳の若さでセレソンデビューも果たしていて、2024年の1年間でエステヴァンの名前は世界的に広がったことだろう。南米と欧州5大リーグの環境やレベルには違いもあるが、かつてブラジル代表監督も務めたルイス・フェリペ・スコラーリ氏はチェルシーでも積極的な姿勢を忘れないでほしいとエールを送る。
「我々としては、チェルシーでもパルメイラスで見せている大胆なドリブル、スピード、サッカーを楽しみたいという感情をそのまま発揮してほしいと思っている。英語を学ぶうえでは、コミュニケーションが大切だ。そこでも大胆であってほしいね」(『ESPN』より)。
また、エステヴァンには『メッシーニョ』というニックネームもある。これは小さなメッシとの意味だが、エステヴァン本人はこれを嫌がっているようだ。あくまでエステヴァンの名前を世界に刻みたい考えだ。
「小さい頃からメッシーニョと呼ばれて、正直嫌だった。クルゼイロのユースにいた10歳の時からそう言われたからね。比較されるのは好きじゃない。その呼び名にどう対処していいか分からないし、迷惑なことだよ。
今年の活躍をチェルシーでも続けられれば、エステヴァンの名はさらに有名なものとなるだろう。メッシーニョではなく、エステヴァンとして世界のサッカーファンを熱狂させられるはずだが、果たして欧州5大リーグでも成功を掴めるだろうか。ブラジル国内でのアピールは十分すぎるほどで、欧州と世界のサッカーファンがエステヴァンのチェルシー入りを待っている。