リヴァプールでプレイするグラフェンベルフ photo/Getty Images
後方からファン・ダイクのサポートを受けて成長中
今季アルネ・スロットの下で不動の守備的MFとなっているリヴァプールのライアン・グラフェンベルフ。ユルゲン・クロップ体制では苦労したところがあったが、スロット体制の現在では絶対に外せないキーマンの1人になっている。
楽しみなのは、オランダ代表でのプレイだ。リヴァプールでは、グラフェンベルフを背後から同じオランダ代表のリーダーであるDFフィルジル・ファン・ダイクがサポートしている。この関係性は今後の代表活動でも機能するのではないか。
オランダ『EFL Voetbal』にて、グラフェンベルフはファン・ダイクが常に後方からサポートしてくれると語っており、少しでもポジショニングなどにミスがあれば大先輩から厳しい声が飛んでくるというのだ。
「今でも攻撃的に考えすぎることがあるんだ。でもその時には、後ろからフィルジルの叫び声が聞こえる。フィルジルは僕たちのキャプテンであるだけでなく、僕が今のポジションをマスターするうえでサポートしてくれる人でもある。僕が少し前に行きすぎたりすると、彼が介入してくるんだよ。ゲームの流れを上手く読めるようにはなってきたけど、まだ間違うことがある。フィルジルが一緒にサポートしてくれるから嬉しいよ」
絶対的リーダーであるファン・ダイクが後ろに構えている安心感は特別なものがあるだろう。2人の縦関係はオランダ代表でも活かせるはずで、リヴァプールで2人が良い時間を過ごしていることはオランダ代表にとってもポジティブだ。